リボ払いの危険性について

リボ払いは、指定した一定の金額を毎月返済していく方式を採っており、分割払いのように個別の商品に対して支払うのではなく、カードなどを利用して使った金額全体に対して毎月返済することで支払を完了させるシステムです。

分割払いでは、個別にローンを組んで支払っていきますが、リボ払いは定額を支払うだけで済むため、非常に利便性が高いものですが、反面で危険性もあります。

参考|リボ払いと分割払いの違い

リボ払いは立派な借金であることをお忘れなく

リボ払いの危険性としてしてきされているのは、借入の金額が増えても返済額は毎月変わることなく一定なため、事実上の借金であるという意識が薄れてくることです。生活していると、毎月支払わなければいけないものが出てきます。

家賃や水道代や電気代などの公共料金、携帯電話料金などが挙げれらますが、これらは借金ではありません。それぞれに毎月支払っていれば義務は果たせます。

リボ払いは借金であるため、まったく違っていますが、毎月一定額が引き落とされるために、つい公共料金や家賃などの支払と混同してしまうことが起こります。また、借入額が増えると返済の期間が長くなります。リボ払いで買い物を続けていると、借入額に対する利息も大きくなります。借金している感覚が薄れたまま、徐々に利息が増えていくという結果になります。

返済すべき金額や利用残高の把握をしっかりと

また、返済すべき総額が分かりにくく、自分が今どれだけの利息を支払っているのか実感が持ちにくいという面もあります。返済額に対してあまりに借入額が多くなると、利息ばかりを支払うことになって、実際の元本が減らないことになります。

実際に、多重債務に陥る大半がリボ払いを入り口にしていることが多いと指摘されており、一部では問題視する声も上がっています。サラ金と呼ばれる消費者金融は、貸金業法の改正によって総量規制という制度が設けられ、一時期社会問題化したような事態は避けられています。

クレジットカードのショッピング枠は、この貸金業法の規制を受けません。貸金業法によって借入ができなくなった債務者が、クレジットカードのリボ払い枠を利用して、返済に耐えられなくなるという事態も発生しています。

参考|リボ払いにおける繰越残高、元金残高とは

リボ払いの年率について

リボ払いの利息は2000年ごろに、ほぼすべての会社で年利15%に横並びになりました。これは資金出資法が法律的根拠となっています。大げさな具体例を挙げると、たとえば50万円のリボ払いの残高があるとして、年利を15%とすると、1年間に発生する利息は7万5000円となります。

これを1ヶ月5000円のリボ払いで支払っていては、借金はなくなるどころか、逆に増えていきます。これを毎月1万円に増額して支払っても、返済回数は79回、つまり6年7ヶ月かかり、返済額はトータルで78万9500円となります。また、追加で新規にリボ払いで買い物などをすると、返済期間さらに延びることになります。

参考|リボ払いの一般的な利息(手数料)・金利相場

リボ払いは、上手に使えば非常に便利なもので、利用価値は高いものがあります。近年ではクレジット会社が年会費を無料にしたり、特典を豊富に付けるなどして人気を高めていますが、使い方を誤ると危険性を持つものであることを忘れないようにしましょう。

参考|リボ払いの危険性